13オフ〜14シーズン中

選手 (団・守)選手 (団・守)備考時期
柳 田(中・内)→自契(浜・ ) 11
吉 見(ロ・投)→自契(神・ )  
佐藤祥(浜・投)加藤政(日・ )  
市 川(巨・捕) 金銭(日・ )  
榊 原(日・投)
丸 毛(巨・投)
→自契(オ・ )テスト,※1
テスト
 
森 本(浜・外)→自契(西・ )  
川 上(中・投)再契約(中・ )※2 
工 藤(ロ・外)→自契(オ・ )※3,テスト 
真 田(元巨投) 復帰(ヤ・ )※4 
井 端(中・内)→自契(巨・ )  
岡 島(元ソ投) 復帰(ソ・ )※6 
パヤノ(元中投)再来日(中・ )※7 
金 森(元日投)
 岸 (巨・投)
→自契(ロ・ )※3,※5
※3
12
ヘルマン (西・内)→自契(オ・ )  
ペーニャ (ソ・外)→自契(オ・ )  
 谷 (巨・外)→自契(オ・ )  
細山田(浜・捕)
勧 野(楽・内)
松 冨(巨・内)
→自契(ソ・ )※3,※1
※3,※1
※1
 
有 馬(ソ・投)→自契(楽・ )※3,テスト 
スタンリッジ(神・投)
サファテ (西・投)
→自契(ソ・ )  
ウルフ(日・投)→自契(ソ・ )  
鉄 平(楽・外)後藤光(オ・内)  
バルディリス(オ・内)→自契(浜・ )  
李大浩(オ・内)→自契(ソ・ )  
高橋尚(元巨投) 復帰(浜・ )※8 
ファルケン (ソ・投)→自契(楽・ ) 1
 シーズン中
増 渕(ヤ・投)今 浪(日・内) 4
ボウカー (元巨外)再来日(楽・ )  
武 山(西・捕) 金銭(中・ ) 5
建 山(元日投) 復帰(神・ )※9 
川 島(ヤ・内)
日 高( ・投)
新 垣(ソ・投)
山 中( ・投)
  
岩 崎(中・内)三ツ俣(オ・内)  
小林宏(元神投) 復帰(西・ )※10 
 FA移籍選手
大 竹(広・投)巨・一岡(投) 11/12
山 崎(ソ・捕) 11
中田賢(中・投) 11
鶴 岡(日・捕)ソ・藤岡(投) 11/12
久 保(神・投)浜・鶴岡(捕) 12/1
片 岡(西・内)巨・脇谷(内) 12/1
涌 井(西・投)ロ・中郷(投) 12/1
小笠原(巨・内) 1
※1:育成選手として
※2:戦力外通告発表後、落合GM就任にて再契約
※3:合同トライアウト経て
※4:台湾・兄弟を経て
※5:独立リーグ・愛媛経て
※6:米アスレチックス経て
※7:米3A等経て
※8:米カブス等経て
※9:米レンジャーズ等経て
※10:独立リーグ・信濃経て
 
 
 
 例年以上に自由契約市場が活況を呈したのは、落合新GMに88%減俸を突き付けられた井端をはじめ、 名のあるベテランの解雇が相次いだからであろう。ただその井端と形式上はFA扱いとなった小笠原を除けば、 森本、谷、小林宏と総じて低迷し、引退に追い込まれた二岡(日)含め整理した球団側の眼目の高さを証明した形になっている。
 取り分け米国出戻り組の川上、高橋尚、建山らは殆ど戦力にならず、愈々日本勢も一級品以外は 米国から見放されつつあるのならばそれはそれで由々しき事態に他ならない。
 逆に李に復帰のスタンリッジ、サファテと4番にチーム最多勝、火消し役をひと揃えしたソフトバンクと 溢れたペーニャを主軸に据えたオリックスが優勝争いと、外国人移籍は本年もペナントを左右する隆々振りであった。
 ソフトバンクはFAでも大竹こそ取り逃がしたが地元の中田に鶴岡を獲得、ここでも逆に山崎がオリックス移籍で 捕手バーターの結果となり人事交流は忙しい。セの優勝球団巨人も大竹・片岡と主力を確保はしたが、 補填した一岡が前半戦の広島躍進の一員となったのはひとつの教訓となったのではないか。
 片岡に加え新監督との折り合いの悪さが元監督の伊東ロッテ入りの主たる要因とされた西武が 敢え無くシーズン中途での伊原辞任に至ったのは自業自得かも知れないが。
 後藤と鉄平の主力級同士の交換もともに復調には至らず、開幕後の新垣のヤクルト入りも カンフル剤には到底届かなかった。

 もうひとつ厳密には本頁の移籍概念とは異なるが、社会主義国キューバから大量に来日が相次いだことを特筆しておきたい。
本邦野球人の渡米は日本プロ野球に何等の反対給付を齋さないFAと、高額の入札によるポスティングの 両極端の道が拓かれているが、自由貿易に些かの竿を指す日米構造協議の如く経済交渉でもない限り 民間の商行為に国家の意向が影響を及ぼす謂われは無い。
 これに対し国家公務員たるキューバ選手の来日はキューバ国の外貨獲得策の一環であるから、 来日球団の割り振りもキューバ国の支配化にあり、年毎の入れ替えすら見込まれている。
 恐らくわが国にとってはこのキューバからの使者達も21世紀初頭のリナーレス選手の中日入り同様、 球界の交易対象の拡大以上には受け止められまいが、先方にとっては何れの対米進出、 米国との国交回復の尖兵として、世界第二の野球興隆国たると同時に旧西側陣営に連なるわが国を ターゲットに選定したのだろう。
 邦人もキューバ人も、一級品は左右の別なくジャパン・パッシングに至るのは一抹の寂しさをもまた禁じ得ないが。

Home
Copyright (c)2013-4 y.kayukawa.koenji Allright reserved