※2:オフに解雇後、合同トライアウト経て再雇用 ※3:ウェーバー獲得後、米球界復帰を希望し自由契約 ※4:02-05年米を経て ※5:05年米を経て ※6:04-05年米を経て,キャンプ招待選手(テスト) ※7:米挑戦も契約に至らず4月にテスト後入団 ※8:04年迄阪神。墨リーグ経て |
3年振りに原監督の復帰した巨人はFAで野口・豊田、パウエル・李、更に金銭で小坂と 超怒級補強。概ね陣容が揃ってから"本人の意向を受ける形"で李を強奪したのは些か勇み足の感が あったが、その李だけが大活躍し、パウエル・豊田は尻つぼみ、 前年開幕前から球団幹部が「シーズン中の放出もあり得る」と発言するなど 飼い殺しにされてきた元最多勝投手・野口の復活もなく、 小坂に至っては仁志を外すための当て馬として不慣れなセカンドに回されたのは 本人に取っても球団に取っても不幸だったろう。 更には故障者続出で小関、木村拓、アリアスと緊急補強も実らずBクラスでは球界の盟主の名が泣くというもの。 その巨人を遂に解雇された清原は2年越しのラブコールと旗振り役の仰木前監督の急逝を 受けた形で劇的にオリックス入り。前年オ近合併時に早晩の帰国も見越していたのか、 分配ドラフトで国内保有権を確保しておいたことが功を奏した中村の復帰とともに、 投手力こそJP(パウエル)を奪われた替わりにロッテからセラフィニを奪取してとんとんに留まったが 合併球団の永続的な球団経営の存否を占う上でも 大砲2門の装備という大型補強は、宣伝効果も含め球界全体に取っても喜ばしい展開だった。 残念ながら成績には全く結び付かず、一年後には中村の泥沼の退団劇が繰り広げられる ことまでは予想出来なかったが。 またヤクルト改め東京ヤクルトは木田に続き 日ハム・楽天と争った末に石井一、更には春季キャンプでのテストを経た上で高津と洋行帰り三人衆で 投手力を整備し、古田選手兼任監督の船出に相応しい陣容を整えた。一方で ポスティング実施の密約があったとされる石井弘の渡米は延期となったが肩痛でリタイア。 佐々木(元横浜)らに倣って国内最終年はお休みパターンかと思われたが、もう一年休養が継続される見込みとなった。 一方で豊田を巨人に、森を米国に売却、前選手会長の小関を解雇など減量経営を図った 西武は、石井貴は本人のトレード要求も交換要員で折り合わなかったとして残留に、 年が明けてから一転伊東監督の強い要望という形で豊田の人的補償として ベテラン・江藤を獲得と、親会社同様に方向性のチグハグ感は否めない。 野村新監督を迎えた2年目の楽天も大物は西武を解雇されたフェルナンデスぐらいで、 折角巨人にウェーバー譲渡金を支払ったシコースキーも米国復帰で逃げられ、 土谷改メ鉄平や再雇用の小倉など野村再生工場も発揮されたが、替わりに 磯部や既存戦力を腐らせた感もあり評価は微妙か。 新天地での開花は30歳を過ぎて足のスペシャリストから脱皮した福地のほか、 前出の鉄平、またソフトバンクに拾われた仲沢、田上など全くの戦力外だった元中日勢が 立派に常時出場を果たしており、逆に落合中日は一昨年の川合に続きシーズン中には 奈良原と超ベテランを適材適所で獲得して見事優勝を果たし、層の厚さと補強戦略の 巧みさが目立った。 しかしながら最大の問題は日本一ロッテが一時は4外国人選手を自由契約にする事態に陥り、 セラフィニ以外は何とか再契約に漕ぎ着けたと思いきや、 肝心の李も「一塁で全試合出場出来る環境を求めて」巨人にさらわれて仕舞ったことだろう。 既に前年にもウッズ(浜→中)、シーツ(広→神)の移籍や、義息との合わせ技一本という 禁じ手で何とか残留に落ち着いたラミレス(ヤ)など、外国人選手に限っては統一契約書の適用がなく、 事実上2年程度の契約期間が終わればFAになるという契約形態は好ましくないと オリックスが指摘し、実行委は「個々の球団の契約の問題」と協約改正等協議しないとしたが、 看過すれば日本人選手の契約にも影響する問題であり、国内移籍には一定の補償金を求めるなど、 早急な対応が必要ではないか。 年内の交換譲渡が前年シーズン中にも阿部投手との交換が取り沙汰された前川の一件のみに 対し、3月以降の交換が7件とは計画的な戦力の充実は、従来の戦力外通告後ではなく事実上のFAによる 自由契約市場を中核とし、実戦に入って故障等の状況に応じて個別補強を講ずるという、 米国に似た方向性に球界全体が移行しつつある過渡期なのかも知れない。 なお入来は日ハム移籍時の"約束"から米移籍を容認されポスティングの応札こそ無かったが 自由契約扱いで渡米、メッツ入りしたが早々に3Aに陥落。逆に斎藤隆は楽天が獲得の意思を示したが ドジャーズとの3A契約後、メジャー昇格し救援エースに踊り出た。 |